この認証では、スマートフォンのフロントカメラに映る人の顔を認証要素に使います。
この技術の目新しい特徴は、カメラに映る人の顔が一部分だけ(例えば鼻周辺だけ)で
あっても、認証が可能であるという点です。
Googleはこれを、’facial segment-based face detector’ (FSFD)と呼んでいます。
このFSFDという技術によって、利用者に顔の位置を調整したりするような負担を
かけずに、認証が可能になります。
現在も世界中で、ネットバンキングや電子メール等の、不正利用の被害は多く発生して
いますが、利用者に負担をかけずに、サービス利用中いつでも本人であることを確認
できれば、ログイン時だけでなく継続的に本人確認ができるため、不正利用の被害を
減らすことが出来そうです。
サービス利用者の利便性とセキュリティの強化を両立することは、弊社の願いでもあり
ますので、ぜひ早く実用化されて欲しいと思います。